AppleGPTが登場!?せっかくだからGAFAMの最新AI情報もまとめてみた

7月19日、これまで生成系AIにおいて目立つ存在ではなかったAppleが、AIチャットボット「Apple GPT」の開発を考えていることが明らかになりました。

最近、毎日のように新しいAIツールが開発されており、その中でも巨大テック企業であるGAFAM(Google、Amazon、Facebook(Meta)、Apple、Microsoft)の存在感は大きいです。

そこで今回の記事では、GAFAMが開発したAIツールやLLMをまとめました。

情報に埋もれて知らなかったけど、実はすごく使えるツールなどもたくさんあります。

ぜひ最後までご覧下さい!

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目次

Apple

まずは、今最もホットなAppleから紹介していきます。

Appleは6月5日〜6月9日に開催した開発者向けのイベント「WWDC2023」で、Apple Vison Proを発表しましたが、生成系AIなどAI関連の発表はこれまでありませんでした。

しかし、7月19日にAppleが「Apple GPT」と呼ばれるOpenAIやGoogleなどの製品に対抗できる人工知能(AI)ツールの開発を進めていることがBloomberg社によって明らかになりました。

Appleは、生成AIツール市場で遅れを取り戻そうとしており、Apple GPTの開発に踏み切ったとみられています。

Apple GPTの開発と共に、音声アシスタント「Siri」の性能向上も見込んでいるそうで、今後Appleも生成系AIで頭角を表せるかどうか気になりますね。

ただし、消費者への提供に向けた明確な戦略はまだ立てられていないとのことなので、正式な発表がいつ頃されるかはまだ不明です。

参考文献
「アップルGPT」開発中、オープンAIやグーグル追う-関係者

AppleはAI技術の強化とその市場への参入、そしてユーザー体験の向上に重点を置いていると言えます。ただし、具体的な戦略や提供時期についてはまだ明らかになっていないため、今後の公式発表に注目が集まります。

Microsoft

現在、生成系AI市場で最も優位な位置に立っていると言われるのがMicrosoftです。

Microsoftは、2019年にOpenAIに10億ドルを投資し、そして2023年1月に100億ドル(約1.3兆円)の投資をしています。

OpenAIにこれだけ巨額の投資をしているだけあって、Microsoftは多くのAI製品を開発しています。

ここでは、特にインパクトのある製品を厳選してご紹介します。

Bing Chat

BingChatとは、Bingの検索画面で人工知能と会話ができる機能で、OpenAIのChatGPTの技術が使用されています。Web検索をする時に手助けをしてくれるAI(コーパイロット)のようなイメージで、Bingの検索結果だけでなく、AIが質問や話題に応じて返答してくれます。

Bingには、GPT-4という大規模言語モデル(LLM)が無料で使えるようになっており、Bingの検索技術と掛け合わせた最新情報の収集やテキストから画像を生成することが可能です。

さらに、Micorosftは7月19日に「Bing Chat Enterprise」という新しいサービスのプレビュー版を発表しました。

これは「Bing Chat」の企業向けバージョンで、自然言語での質問に対してAIがテキストやグラフ、チャート、画像などで回答することが可能です。

入力されたデータやAIによる回答は保護され、組織外に出ないことが保証されています。また、これらのデータは保存されず、Microsoft自身も参照しないとされています。

Bing Chat Enterpriseのプレビュー版は、Microsoft 365 E5、E3、Business Premium、Business Standardのユーザーに対して追加料金なしで提供が開始されています。また、単体のサービスとしてBing Chat Enterpriseを1ユーザー当たり月額5ドルのサブスクリプションで提供する予定です。

参考文献
[速報]マイクロソフト、企業向け「Bing Chat Enterprise」プレビュー開始、個人ユーザーも月額5ドルで利用可能。Inspire 2023

Microsoft365 Copilot

Microsoft 365 Copilotは、Word、Excel、PowerPointなどのアプリにChatGPTのような対話型AIを組み込んだものです。このAIは「Copilot(コーパイロット:副操縦士)」と呼ばれ、仕事の助手のような存在として設計されています。

Copilotが行えるタスクは例えば以下のようなものです。

1. Outlookでのメール自動生成:Copilotに送りたいメールの大まかな内容を指示すると、それに基づいてメールを作成します。例えば、娘の高校卒業のお祝いパーティの招待メールを作るよう依頼したら、Copilotはメール本文を作成し、過去の会場とのやり取りから駐車場の地図リンクまで貼り付けてくれます。

2. PowerPointでのスライド作成:Copilotにスライド作成を指示すると、指定したスライドの雰囲気(「プロフェッショナル」や「カラフル」など)に基づいてスライドを作成します。CopilotはOneDriveから関連する写真を探し出し、スライドショーに取り入れることも可能です。

3. Excelでのデータ解析:Excelに保存された製品の売上生データをCopilotに分析を依頼すると、まずテキストでトレンドを教えてくれます。さらに、特定の製品の売上分析を依頼すると、Copilotは新しいシートを自動生成し、グラフや複数の表を用いてデータを多角的に可視化してくれます。

4. チャットボット機能:CopilotはMicrosoftのアプリ間で障壁なく仕事をしてくれます。例えば、「このOneNoteのメモをもとにWordで提案書を作って」、「カレンダーの空いてる日であの人とTeamsで日程調整して」、「このExcelの分析結果をPowerPointでスライドにして」など、まるで人間に仕事を頼むかのように指示できます。CopilotはMicrosoftアカウントにあるほとんど全てをGPT-4を含む大規模言語モデルを通じて活用します。

Microsoft365 Copilotは普段からMicrosoft製品を使っている人ほど上手く使いこなせます。何かを作成する際の「たたき台」をほぼ何でも作ってくれるため、タスクを始める際の手間を軽減することが可能です。

参考文献
ワードやエクセルでGPT-4体験。Microsoft 365 Copilotはこんなことができる

Microsoft Designer

Microsoftが開発したAIデザインサービス「Microsoft Designer」は、Microsoftアカウントがあれば誰でも利用できます。

MidjourneyやStabilityAIと異なるのは、前者はクオリティの高い複雑な画像を生成してくれるのに対し、Microsoft Designerは、「そこそこ」のデザインを、短時間かつ大量に生産したい場合に適しています。例えばSNS投稿など、毎日更新するものに最適なツールです。

参考文献
AIがデザインする新サービス「Microsoft Designer」を試す。最終的には使い手のセンスの問題か…

Microsoft Security Copilot

「Microsoft Security Copilot」は、セキュリティ担当者の業務効率化をAI技術で支援するツールです。OpenAIが開発するマルチモーダル大規模言語モデル「GPT-4」と、Microsoftのセキュリティ固有モデルを活用した生成AIにより、対話形式でインシデント分析やレポート作成などを補助します。

Microsoft Security Copilotでは、チャットによるAIとの対話を繰り返しながら情報を深掘りすることで、AIの回答の最後には情報の参照元(ソース)が提示され、次の質問のサジェスチョンを出すことも可能です。

よく使う質問や操作などをプロンプトブックとして登録し、チーム内で共有することができます。解析結果をテキストや図を用いたレポートとして出力するプロンプトを用意すれば、スクリプトが書けない人でもデータから知見を引き出せます。

参考文献
“GPT-4×セキュリティ”の可能性、マイクロソフトが「Security Copilot」を紹介

Azure AI Studio

Microsoftは、開発者向けイベント「Microsoft Build 2023」で、AIサービスの開発に必要な一連のツールを統合した「Azure AI Studio」を発表しました。Azure AI Studioを使用すると、開発者は自分だけのCopilotのような機能を開発できます。

以下の3つの特徴があります。

1. 外部データソースの統合:AIモデルに外部データソースを使用して独自のデータを追加できます。

2. モデルカタログ機能
:Azure OpenAI Serviceだけでなく、オープンソースやHagging Face Hubなどを含むさまざまなAIモデルから選択できます。

3. プロンプトフロー機能
:適切なプロンプトの操作や作成を行い、テスト、評価、チューニングなどができます。新しいAzure AIサービスであるAzure AI Content Safetyが統合されており、ワークフローの中で有害なコンテンツを検知して削除できます。

Azure AI Studioは、AIアプリケーション開発のためのライフサイクル全体にわたるツールチェーンとして機能します。

参考文献
マイクロソフト、プロンプトエンジニアリングツールなどを含むAIアプリケーションの統合開発環境「Azure AI Studio」発表。Build 2023

Microsoftは、AI技術の全社的な活用とその市場でのリーダーシップの維持、ユーザー体験の向上、そしてユーザーのデータのプライバシーとセキュリティの保護に重点を置いていると言えます。とはいえ、AI市場は変化が多いため、他のテック企業がMicrosoftを超えるなんてこともあるかもしれません。

なお、Microsoft発・GPT用の開発環境について知りたい方はこちらをご覧ください。
Azure OpenAI Serviceとは?メリット、料金体系、モデル、セキュリティについて解説

Meta(Facebook)

Metaは7月18日に新AIサービス、LLaMa2を発表したことで、生成系AI市場で注目が高まっています。LLaMa意外にも様々なAIサービスを開発しており、そのどれもが革新的です。

LLaMa2

MetaはOpenAIよりも先にBlender Botと呼ばれるチャットボットを開発したりしていましたが、思うような成果は出せませんでした。しかし、今回発表されたLLaMa2はGPT3に匹敵する機能があると言われており、とても期待が高まっています。

LLaMa2は無料で利用可能で、商用利用も許可されています。最大サイズの700億パラメーターモデルで「ChatGPT(の3月1日版)と互角」だそうです。

モデルサイズは70億、130億、700億パラメーターの3種類があり、それぞれベースモデルとチャット向けに追加学習(ファインチューニング)したモデルが用意されています。いずれも4096トークンまで文章を読むことが可能です。

性能については、LLaMa2-70b-chat(700億のチャット向けモデル)と米OpenAIの「ChatGPT-0301」や米Googleの「PaLM-Bison」(PaLM 2の2番目に大きいモデル)を人間による評価で比較した結果、ChatGPT-0301とは互角、PaLM-Bisonに対しては大幅に上回る結果になったと述べています。

参考文献
無料で商用可、ChatGPT(3.5)に匹敵する生成AI「Llama 2」 Metaが発表、Microsoftと優先連携

Voicebox

Voiceboxは音声生成AIモデルです。音声の編集、サンプリング、スタイルの設定などを行えます。

具体的な機能は以下の通りです。

入力した声で入力したテキストを読み上げる音声クリップの作成
録音した音声からのノイズ除去
録音した音声の言い間違いの修正
日本語の発言を同じ声のまま別の言語に変換
1つのテキストを多様な声で読み上げる

また、Voiceboxは将来的に、メタバース内のバーチャルアシスタントやNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が自然な声で話せるようになることを目指しています。さらに、自分の声のまま(本来は話せない)外国語で会話したり、映画の吹き替えも声優ではなく本人の声で行えるようになるそうです。

参考文献
Meta、音声生成AIモデル「Voicebox」発表 ノイズ除去や言い間違い修正、多言語会話など多機能

CM3leon

CM3leonは、テキストから画像を生成したり、画像からテキストを生成したりすることができるAIツールです。例えば、「サハラ砂漠にある麦わら帽子とサングラスをかけた小さなサボテン」など、複雑な構成要素を持った画像を生成することができます。

Metaは「CM3leonのようなモデルは、最終的にはメタバースでの創造性の向上とより優れたアプリケーションの作成に役立つ可能性があります。私たちは、マルチモーダル言語モデルの限界を探求し、将来さらに多くのモデルをリリースすることを楽しみにしています」と述べています。ただし、CM3leonのリリース予定は明らかにされていません。

参考文献
Metaが「テキストから画像」「画像からテキスト」の両方に1つのモデルで対応できる生成AI「CM3leon」を発表

Code Compose

CodeComposeはAIを活用したコードジェネレーターです。まだCodeComposeは一般公開されていませんが、Metaの社内のチームはすでにVS Codeなどの統合開発環境(IDE)で作業する際に、このツールを利用しています。

一般公開されている情報によると、CodeComposeの基本モデルはMetaの公開研究に基づき、社内のユースケースやコードベースに合うように調整されているそうです。また、CodeComposeはあらゆるプラットフォームに対応でき、開発者やデータサイエンティストが快適に使えるツールになっています。

開発者がコーディングをする際の意見やimport文を提案することができ、さらにコードを自動生成することもできます。

参考文献
Meta、AIを活用した独自のコードジェネレーター「CodeCompose」を発表

Metaは生成系AI市場への参入とその市場での競争力の確保、AI技術の多角的な活用とユーザー体験の向上、メタバースへの注力、そして開発者の生産性の向上に重点を置いていると言えます。MetaはVR関連のハードウェアやソフトウェアを扱うOculusを買収するなど、メタバースへの関心も高いです。AI技術とメタバースを融合させた技術なども今後多く出てくる可能性があるでしょう。

なお、Meta発コード生成AIについて知りたい方はこちらをご覧ください。
【Code Llama】最強コード生成AIの使い方と実践を解説

Google

GoogleはChatGPTの競合であるBardなどを開発しています。検索エンジンで圧倒的なシェアをとっているGoogleは生成系AIとの相性が良く、その点で大きなアドバンテージがあります。

Bard意外に、PaLM2というLLMやSGEという検索結果への大きな変更をする可能性があると発表しています。

Bard

Bardは、Googleの対話型AIサービスです。常にネットにつながっているのが特徴で、ChatGPTとは異なりリアルタイムの情報にアクセスできたり、ページのURLを生成できたりします。

また、Bardは質問した内容を、Googleスプレッドシートにエクスポートできるようになり、それ以外にも数学的なタスクやコーディングに関する質問、文字列操作のプロンプトに対してより的確な答えを提示できます。

加えて、最近のアップデートにより、会話ログをシェアできるURLの発行や、テキストの読み上げが可能になりました。AIの回答の下部にあるボタンを押すとシェア用のURLを発行でき、読み上げ機能は回答の右上にあるスピーカーアイコンを押すと利用できます。日本語での読み上げにも対応しています。

さらに、見返したい会話をピン止めしたり、タイトルを設定したりして後から確認しやすくする機能、AIを使って生成したコードを統合開発環境「Replit」に出力する機能も追加されました。

画像検索ツール「Googleレンズ」との連携機能も実装され、画像をアップロードして分析してもらうことも可能になりました(英語のみ対応)。対応言語にはアラビア語、ドイツ語、ヒンディー語などが追加されています。

参考文献
Googleの生成型AI「Bard」、論理と推論で機能向上 スプレッドシートへのエクスポートも可能に

PaLM2

PaLM2は、Googleが2023年5月に発表した次世代の大規模言語モデル(LLM)で、前モデルであるPaLMのを発展させたものです。PaLM2は、100以上の言語テキストを学習させ、慣用句やなぞなぞなど、ニュアンスを含む表現について、多くの言語で理解、翻訳、生成することが可能です。

また、数式を含む科学論文やWebページを学習させ、推論能力を向上させています。さらに、プログラミングでは、公開されている大量のソースコードを事前学習し、PythonやJavascriptだけでなく、FortranやVerilogといった多くの言語コーディングが可能です。

PaLM2は、前モデルよりも性能が高いことに加え、モデルサイズのラインナップが充実しています。「Gecko」「Otter」「Bison」「Unicorn」の4つです。

Gecko、Otter、Bison、Unicornは全てPaLM2のモデルですが、異なる特徴を持っています。その特徴は、主に以下の通りです。

・Geckoは、テキスト生成、翻訳、質問への回答など、さまざまなタスクに使用できる汎用的なLLM
・Otterは、自然な会話で人間と対話できる会話型AI
・Bisonは、テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされた、コード生成に特化したLLM
・Unicornは、Gecko、Otter、Bisonの3つのLLMを組み合わせた、より強力なLLM

Googleの様々な商品にPaLM2は使用されており、PaLM2を搭載した製品は25以上あります。Google WorkspaceのGmailをはじめ、GoogleドキュメントやスプレッドシートでもPaLM2を用いた新機能が追加されることが公表されています。また、AI開発プラットフォーム「Vertex AI」の大規模アップデートにより、Google CloudでもPaLMを利用できるようになりました。

PaLM2の後継モデルとして「Gemini」が発表されています。
現在「Gemini」は開発中ですが、将来的にはBardのバックエンドとして導入される予定です。Geminiでは、以前のモデルでは使われていない「マルチモーダル機能」を搭載し、メモリやプランニングなどのイノベーションを可能にするように構築されています。

参考文献
グーグルの新AIモデル「PaLM2」、どれほどパフォーマンスが改善されたのか? GPT4との比較

SGE

Googleは2023年5月の年次開発者会議「Google I/O」で、新たな検索エンジン「SGE」を発表しました。SGEは、生成AIを活用しており、ユーザーが検索クエリを入力すると、SGEはそのクエリに対する最も適切な回答を生成します。これにより、ユーザーはより具体的で詳細な情報を得ることができます。

例えば、「3歳以下の子供と犬を飼っている家族が、ブライスキャニオンとアーチーズのどちらを訪れるべきか?」という検索がされた場合、SGEは「ブライスキャニオンとアーチーズはどちらも家族向けの国立公園です。未舗装の道路では犬の立ち入りが禁止されていますが、ブライスキャニオンには犬が利用できる舗装道路が2つあります」と回答をし、その後に各国立公園の詳細な説明が続きます。

加えて、その回答を作る際に参考にしたウェブサイトのリンクも表示されます。

さらに、「フォローアップの質問をする」というボタンをクリックすると、チャットモードに切り替わり、最初の質問の文脈を保持したまま、調査を続けることができます。

参考文献
【号砲】グーグルがようやく反撃、「検索」がAIで大変化

NotebookLM

「NotebookLM」は、AIを活用したノート作成サービスで、ユーザのメモや文書に関する質問に会話形式で答えたり、ユーザが新しいコンテンツを作成する手助けをすることもできます。このサービスは、ユーザが選択した文書群にもとづいて、パーソナライズされた「バーチャルリサーチアシスタント」を作ることで、多くの異なるメモや文書間のつながりを自動的に分析・発見し、明確で読みやすいガイドにまとめます。

例えば、医学生が神経科学に関する科学論文をアップロードし、「ドーパミンに関連する重要な用語の用語集を作成してください」と指示することができます。また、伝記を書いている作家は、研究ノートをアップロードして、「フーディーニとコナン・ドイルが交流したすべての回を要約してください」というリクエストができます。さらに、YouTube クリエイターや TikTok インフルエンサーは、新しい動画のアイデアをアップロードして、「このトピックに関する短い動画のスクリプトを作成してください」と依頼することが可能です。

現在、NotebookLMはアメリカ国内でのみ利用可能で、ウェイティングリスト制となっています。

参考文献
Google、画像解析が可能になった「Bard」最新版とAI支援ノートアプリ「NotebookLM」を公開

Studio bot

Googleは、Android開発者向けのAIコーディングボット「Studio Bot」をローンチする計画を発表しています。Studio Botは、コード生成、エラー修正のほか、Android開発に関する質問に答えることができる生成AIです。

Googleの最新大規模言語モデルPaLM2から派生したコーディング特化型ファウンデーションモデルであるCodey上で構築されたAIツールで、プログラミング言語であるKotlinとJavaをサポートしています。

また、似たツールとして、Googleクラウドユーザー向けのAIツール「Duet AI for Google Cloud」を発表しています。このAIツールはStudio Botと同様に、Googleクラウドを利用するアプリ開発者やデータエンジニア向けに、コード生成やチャット支援を行うことが可能です。

リアルタイムの入力に対し、クラウドサービス利用に関する推奨事項を提示したり、関数・コードブロックの生成、脆弱性やコードエラーの検知、修正案の提示なども可能となっています。サポートされる言語は、Go、Java、JavaScript、Python、SQLです。

参考文献
GAFAMはなぜ「コーディング生成AI」に投資? マイクロソフトやグーグルだけではない

以上の情報から、GoogleはAIを活用したコーディング支援ツールの開発に力を入れていることがわかりました。これらのツールは、開発者がより効率的にコーディングを行うことを支援することを目指しています。

Amazon

AmazonはMicrosoftやGoogleのようにチャットボットの開発はしていませんが、AWSを利用した開発支援プログラムなど既存のサービスを活用したAIツールを開発しています。

AWS LLM開発支援プログラム

Amazon Web Services(AWS)ジャパンは、日本の法人組織を対象に、生成AIの大規模言語モデル(LLM)開発を支援する「AWS LLM開発支援プログラム」を開始しました。

これは、適切な計算機リソースの選定と確保に関するガイダンス、技術相談やハンズオンの支援、LLM事前学習における費用の一部負担、ビジネスプランとユースケースなどの支援を提供します。

対象となる企業・団体は、日本に拠点があり、数十億から1000億以上規模のパラメーターによるLLMの事前学習を実施し、2023年11月末までに開発成果を出す目標を持ち、LLMの効率的開発にクラウドを使用することが条件となっています。

参考文献
AWS、日本独自で生成AIの大規模言語モデル開発支援策を展開

Amazon Bedrock

Amazonは、2つの最先端言語モデルへのアクセスを提供するプラットフォーム「Amazon Bedrock」を発表しました。その言語モデルとは、プロンプトからテキストを生成する「Titan Text」と、テキストを翻訳や検索などで使用可能な数学的表現で生成する「Text Embeddings」の2つの言語モデルです。さらに、AWSはStability AIの画像生成AI「Stable Diffusion」へのアクセスも提供しています。

Bedrockは、企業がジェネレーティブAIモデルを導入する際の重要な障害を取り除くとされています。特に、顧客が入力したデータがAIを訓練するための大規模なデータプールに“漏出”する心配がなくなるという点が挙げられます。これは、組織が独自のジェネレーティブAI製品を構築したいと考える際に抱く、重要な懸念のひとつに応えるものです。

参考文献
AWS で生成系 AI を使用した構築のための新ツールを発表

Amazon CodeWhisperer

Amazon Web Services(AWS)は、コメントやコードの一部からAIがコードを自動生成するサービス「Amazon CodeWhisperer」を正式にリリースしました。このサービスは、オープンソースリポジトリ、Amazon内部リポジトリ、APIドキュメント、フォーラムなどから収集した数十億行のコードを基にした機械学習を利用して、プログラマが書き始めたコードの続きや、コメントの内容からコードを提案します。

Amazon CodeWhispererには以下の特徴があります。

1. コード自動生成:プログラマが書き始めたコードの続きや、コメントの内容からコードを自動生成します。特にAWSのサービスを活用するコードの生成が得意で、AWS関連のプログラミングを行うプログラマの生産性向上に期待できます。

2. セキュリティスキャン:脆弱性のあるコードになっていないかどうかを発見し、改善案を提案するセキュリティスキャン機能を備えています。

3. オープンソースコードのコピー抑止:オープンソースのコードと似たコードに対してフラグを立てて警告する機能があります。これにより、オープンソースのコードを事実上コピーしてしまったといった事故を抑止することが可能です。

4. 多数の対応言語:対応するプログラミング言語はPython、Java、JavaScript、TypeScript、C#、Rust、Go、Ruby、Scala、Kotlin、PHP、C、C++、Shell、SQLなど。対応するコードエディタはVisual Studio Code、IntelliJ IDEA、AWS Cloud9など。

このサービスは、個人ユーザーは無料で利用可能で、月間50回までのセキュリティスキャンが可能です。企業ユーザーには1ユーザー当たり月額19ドルの「Professional Tier」が用意され、AWS IAM Identity Centerによるユーザー認証や、組織によるライセンス管理、ポリシー管理などが可能になっています。

参考文献
AWS版GitHub Copilotとなる「Amazon CodeWhisperer」が正式版に。個人ユーザーは無料、VSCodeに対応

これらのプロジェクトを通じて、AmazonはAIとクラウド技術を活用した新たなサービスの開発と既存サービスの強化に注力しています。この取り組みは、AmazonがAI技術の普及とその応用範囲の拡大を目標にしています。また、これらのサービスは、開発者の生産性を向上させ、より効率的な開発プロセスを実現することを目指しているとも考えられるでしょう。

なお、Amazonの生成AI用開発環境について知りたい方はこちらをご覧ください。
Amazon BedrockでClaude 2のAPIを使う方法!使い方から実践まで

AI市場における今後のGAFAMの動向予想

Googleは検索エンジン、AmazonはAWSなど、GAFAMはそれぞれの会社の特徴や強みがあります。今もそうしているように、今後AI市場における動きとしてそれを起点に展開していくことは間違い無いと思います。

現在は、各企業がそれぞれの強みを活かしてどんどんサービスを展開している状況で、どれほど早くどれほど良い製品を出せるかで優劣が決まっているように感じます。

そういった点で、早くからOpenAIと連携をしたMicrosoftはGAFAMの中でも頭ひとつ抜けたポジションを確立しているのではないでしょうか。GPT-4を使ったBingAIやCopilotの開発など、他の企業がまだ成し遂げていない、かつ、高精度な商品を生み出しているのもアドバンテージです。

しかし、Metaも徐々に当確を表しつつあり、先日発表したLLaMa2は既に大きな反響を呼んでいます。Google、Amazonも既存の製品を活用した戦略を打ち立てており、順調に動けていると言えるでしょう。

AppleはGAFAMの中では、一歩遅れたスタートとなっており、AppleGPTの開発次第でAI市場におけるポジションが決まると考えられます。Appleはスマートフォンなどのハードウェアで圧倒的な優位性を確立していますので、ハードウェアを活用した戦略を展開していくことが予想されます。

今のAI市場は、まさに「AIの戦国時代」のように毎日革新的な製品やサービスが登場しています。その中で、情報をキャッチアップしてついていくことが重要です。

今後のAI市場の動きに注目していきましょう。

まとめ

ここまで、GAFAMが提供しているAIツールやLLMについて述べてきました。

重要なポイントをまとめていきます。

Apple

Appleはこれまで生成AI分野で目立った存在ではありませんでしたが、「Apple GPT」の開発に乗り出すなど参入の兆しを見せています。

Microsoft

Microsoftは、早期からOpenAIへの投資を実施するなど、生成AI分野で優位に立っており、「Bing Chat」や「Copilot」など実用的なサービスを多数リリースしています。

Amazon

Amazonは、AWSの計算資源やサービスを活用して、法人向けのLLM開発支援やコード自動生成サービス「Amazon CodeWhisperer」などを提供しています。

Meta

Metaは、GPT3に匹敵すると言われるLLaMa2を発表するなど、チャットボット分野で存在感を高めています。

Google

Googleは、検索エンジンとの親和性が高い対話型AI「Bard」や大規模言語モデル「PaLM2」、新検索エンジン「SGE」など、生成AIを活用したサービス開発で先行しています。

今後、これらの巨大IT企業によるAIを巡る競争が一層活発化し、消費者にとって実用的で革新的なサービスが次々と登場することが予想されます。

最後に

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投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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